春色の雲

上京一人暮らしの新卒OL、日々おもうことの記録。

小さなこだわり

 

こんばんは。

突然ですが、皆さんは”こだわり”をお持ちですか?

 

こんな話をするのも私が今日、自分が「小さなこだわり」を持っていることに気がついたからです。

 

それは、こちらです。

 

 

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美術館や展覧会で購入したポストカードです。

この写真の中にはフランスのルーブル美術館で購入したものや、上野で開催されたフェルメール展で購入したもの、画家・絵本作家のヒグチヨウコさんや、ミニチュアアーティストの田中達也さんの展覧会で購入したものなどがあります。

 

これは今持っているほんの一部で、海外旅行に行った際に現地で買ったポストカードなどを合わせると、もっとたくさんあります。

 

 

私は昔から美術館が好きで、作品を見終わった後の売店でいつもなにかグッズを書いたくなるのですが、あまりお金もないので記念に数枚ポストカードを買ってしばらくの間部屋に飾ったりしていました。

 

また、海外旅行に行った際にはいつも母や叔母にポストカードを送るのですが、そのときに自分の分のポストカードも買って記念にと残したりしてきました。

 

 

そうやって集めてきたポストカードを、昔はずっと大切に閉まっていたのですが、ある時をきっかけにただ閉まっておくのをやめました。それが私の”こだわり”なのですが、今はそうやって集めてきたお気に入りのポストカード達を、誕生日の友人にメッセージを書いて渡しているのです。

 

もちろん渡す相手によって、どのポストカードにするのか選んでいます。自分が本当に気に入っているものだからこそ、そうやって選んでいる時間も楽しいです。

 

 

今となってみれば、美術館や旅行先でポストカードを見ている時は、いつか誰かに渡す気持ちでワクワクしながら選んでいます。もちろん、自分が心から素敵だと思うものを探しながら。

 

 

今日は今月誕生日の友人にプレゼントを買って、家に帰ってからポストカードを選んでいました。二人、大学の友達と、高校時代からの友達です。それぞれにゴッホの作品と、ヴェネツィアのポストカードを選びました。喜んでくれますように。

 

私の”小さなこだわり”でした。

 

 

本日も読んでいただき、ありがとうございました。明日から月曜日ですね、あまり気を張りすぎずに頑張っていきましょう(これに関しましては自分自身に言い聞かせている部分もあります笑)。

 

 

おやすみなさい。

 

Hello Again 〜昔からある場所〜

 

 

今日は私の大好きな曲、『Hello Again 〜昔からある場所〜』についてお話したいと思います。

 

この曲は1995年8月21日に発売されたMY LITTLE LOVERさんの3枚目のシングルです。私が生まれるよりも前にリリースされた曲ですが、2010年10月にJUJUさんによってカバーされて再び人気を集めました。私はJUJUさんのカバーの方を先に知り、それから原曲を知りました。

 

原曲とかバーでは歌詞やメロディーラインは同じですが全く雰囲気の違う曲に仕上がっています。

 

原曲の方では前奏から終わりまでずっと明るく、切ない歌詞とは裏腹なリズミカルな曲調がとても特徴的です。聴く人の心に違和感なくスッと入ってきて、聴いていながらどこか懐かしさを感じる、そんな曲のように思います。akkoさんの真っ直ぐな歌声がとても魅力的です。

 

カバーは流石JUJU様とでもいうべきでしょうか、曲を見事に自分の世界で表現されています。原曲の方とは異なりゆっくりとしたバラードな曲調で、一つ一つのメロディーと歌詞をとても大切に歌われているのが伝わります。私は聴きながら何度も涙しました。

 

 

私はこの曲のメロディーラインと歌詞が大好きです。曲中何度も転調するのですが、その度に胸に迫ってくるような感覚になります(どなたか共感してくれる方がいらっしゃいましたら嬉しいです)。

歌詞についてはきっと色々な方が考察してらっしゃるかと思いますし、聴く人によって感じ方も意味も異なってくるように思います。なので、私は私の感じ方でこの曲を大切にしたいと思っています。

 

ただ音楽ってすごく不思議で、曲を聴く度に、その曲を一番聴いていた時のことを鮮明に思い出せるような気がするのです。私はこの曲を高校生の頃に毎日聴いていました。私は、当時すごく仲よかった男友達のことが好きでした。そして、何も伝えられないまま私はアメリカに留学に行くことになりました。それから彼とは会っていません。彼に彼女ができたと人伝に聞き、帰国後も連絡を取ることはありませんでした。

 

 

個人的にはこの曲の1番の歌詞で

 

『雨はこの街に降り注ぐ 少しのリグレットと罪を包み込んで』

 

『泣かないことを誓ったまま時は過ぎ

 痛む心に気が付かずに 僕は一人になった』

 

という表現から、最後大サビの

 

『雨はやがて上がっていた

 記憶の中でずっと二人は生きて行ける

 君の声が今も胸に響くよ それは愛が彷徨う影

 君は少し泣いた? あの時見えなかった』

 

に繋がっていくところが凄く好きです。

 

人は大切な人と別れて、それが悲しみだったり、後悔だったり、罪悪感だったり、色んな感情になって、日々それから抜け出せずに頭から離れなかったりします。降り注ぐ雨が表すのはきっと、涙や時の流れなのではないかと思います。そういった自分自身を苦しめる感情を、過ぎていく日々の中で知らず知らずのうちに包み込んで蓋をします。

 

自分の気持ちに見えないふりをしているうちに、本当に自分の気持ちが見えなくなっていく。側にいてくれた大切な人はもういない、一人になったことを改めて実感する。

 

そういった歌詞から、2番では自分自身が強くなる決心をする姿が表現されています。そして大サビ。

 

自分の心を苦しめていた、後悔や罪悪感を包み込む雨は止んでいた。もう側にはいられない現実を受け入れ、別れたあの日のこと、大切な人の影や一緒に過ごした日々は思い出として、大切に、自分の心の中に。

 

前を向いて歩いていける、この歌詞は、そういったメッセージを教えてくれているかのように私は感じています。

 

今はさすがに彼のことを思い出して切なくなることはありませんが、当時はこの歌詞に凄く慰められました。”記憶の中で生きていける”って表現、凄く素敵ですよね。

 

 

私は「歌詞」というものが凄く好きなので、これからも好きな曲について時々書いていきたいと思います

 

皆さんにも大切にしている曲や歌詞はありますか?

 

 

ブログを書いていたら、いつの間にか日付を越えていました。

今日も読んでいただきありがとうございました。おやすみなさい。

喫茶店@神保町

 

今日は、神保町で見つけた素敵な喫茶店について。

 

 

 

『珈琲舎 蔵』

 

 

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神保町駅から徒歩で約5分程。少し裏道に入ったところにお店はあります。

 

小さな入り口から店内に入ると壁一面に巨大な絵画が。落ち着いたジャズが流れる店内には綺麗にお花が生けてあり、自然と穏やかな気持ちにさせてくれました。

 

 

この日は大好きなウインナーコーヒーを頼みました。カウンターの奥に並べられていた素敵なマグカップを見ながら、お店の雰囲気に酔いしれつつ、秘密の場所を見つけたような気持ちになりワクワクしていました。

 

 

丁寧にいれられた珈琲は優しい味わいで、本当に美味しかったです。友人とゆっくり話しながら、また神保町に来るときはここに来ようねと約束をしました。

 

 

 

最後、お会計の後にお店のカードをいただきました。裏を見てみると

 

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私、こういう心遣いが本当に大好きなんですよね。こちらこそ、素敵な空間と珈琲を提供してくださり、本当にありがとうございました。必ずまた来ます。

 

 

皆さまも、神保町を訪れる機会がございましたら是非。

 

 

 

手紙の持つ力

 

今日は、手紙の持つ力について。

 

 

私は今、部屋の中に3枚の手紙(葉書)を飾っています。

 

一つは母から。そして親友からと、アルバイトを卒業したときにもらった折り畳みサイズの寄せ書きの手紙。

 

内容はもちろんそれぞれ違うけれど、どれも卒業から就職のタイミングで貰ったものです。落ち込みそうな時もこの手紙達を見ると、「もう少し頑張ろう」そう思えるのです。大事な大事な宝物です。

 

 

心のこもった手紙には、不思議な力が秘められているような気がします。そしてその不思議な力は、書き手と受け取り手、その両方が互いを思い合っている時に一番効果を発揮するように思います。

 

 

一つエピソードを紹介します。

私の叔母には子供がいません。その分私は幼い頃からずっと可愛がられてきました。だからそのお礼の意味も込めて、叔母の誕生日や、私が何かプレゼントをしてもらった時、留学に行ったときや、旅行に行った時などは、毎回叔母に葉書を送りました。

 

ある日、私の兄が叔母の家を訪れた日のこと。ちょうどそのとき私が留学先から送った葉書が叔母のもとに届いていたらしく、少々ひねくれ者の叔母はその葉書を見るなり「また送られてきたよ」なんて言って、壁の上の方に飾りだしたそうです。そしてその壁をみてみると、一面に私が今まで送ってきた葉書が並んでいたそうなのです。

 

私が今まで送ってきた手紙、叔母のもとでこんなに大切にされていたということを、そのとき初めて知りました。とても嬉しくなったと同時に、手紙の持つ力のすごさを改めて思い知りました。

 

きっと叔母が私を想ってくれているからこそ、私が心を込めて書いた手紙は、私が書いていたとき以上の力を持って、叔母の心に届いたように思います。

 

 

そしてそれは私が手紙を受け取った時も一緒で、きっと私が家族や友人達のことを心から大切に思っているからこそ、その手紙がたまらなく嬉しく、読む度に言葉がじんわりと心に染みて、不思議な力を感じるんだと思います。

 

 

 

そんなことをこうやってブログに書いていると、また手紙を書きたくなってきました。初任給が入ったら手紙と一緒に大切な人達に送ろうと思います。

 

 

 

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

また明日。おやすみなさい。

目標について

 

テーマを決めて、なるべく毎日ブログを書いていこうと思っています。

 

 

今日は、目標について。

 

 

皆さん突然ですが、「目標」と「目的」の違いって何かご存知ですか?そんなこと知ってるよ、という人もいれば、なんとなく違うのはわかるけど、うまく説明できない、、そんな方もいらっしゃるかと思います。実は私はこれらの違いについて全くわからなかったのですが、先日、会社の研修で教えてもらいました。そこで伝えられたのは、

 

「目標とは、目的を達成するための道標である」

 

つまり目的がゴールで、目標はその過程にあるものなのです。それは必ずしも一つとは限らず、複数の目標がある場合もあります。目標の標は、道標の標、なのです。

 

今の私の目標は、「いつか自分で本を書くこと」です。いつになるかはわかりませんが、少しずつものをかく練習をして、いろいろな表現の仕方を学んで、「自分自身を表現」したいと思っています。

 

 

なぜ、私が自分自身を表現したい、そう思うのか、大きな理由の一つをこれからお話ししたいと思います。

 

私は幼い頃からずっと音楽をやってきました。他にも習字や、絵を習ったりもしていました。自分を表現することの楽しさや喜びを感じる機会を、私は惜しみなく与えられていたように思います。

 

ピアノで表現することもあれば、絵で表現することもありました。そして、私は作文を書くことが大好きでした。学校での感想文や意見文なんかは、毎回部屋に何時間も閉じこもって何度も原稿を書き直しながら、夢中で書き続けていました。誰かに良かったよ、と言われるたびに、嬉しくてたまらない気持ちになったのを今でも鮮明に覚えています。

 

しかし成長するにつれて、自分を表現する機会は減っていきました。きっと自分で機会を作ろうと思えば作れたはずです。私自身が忙しさを言い訳にして自分を表現することをやめてしまったのです。そして大学を卒業し、会社に入社しました。

 

今の会社は給料も悪くないし、意識も能力も高い人たちに囲まれているので、成長して仕事を頑張っていく環境としては恵まれている方だと思います。ただ、どこかで「自分を忘れたくない」、入社間もないのにもうそんな気持ちが日々湧いてくるのです。

 

そしてその気持ちが私に行動を起こさせました。小さな小さな一歩ですが、未来は動きはじめていると信じています。もしかしたら今のこういった現状も、なるべくしてなったものなのかもしれません。そう、信じたいです。

 

私の友人の中には「表現者」になった人達がいます。歌手だったり、イラストレーターだったり様々ですが、どうにも羨ましくて、どこか嫉妬している自分がいます。表現することをやめたのは自分自身のせいなのに。

 

自分を表現し続けている彼らとは異なり、こうして今社会人になり会社で働く私は、会社の先輩を見て、自分の未来を想像した時に、そこにいる自分が幸せそうかどうかをイメージしてみました。そして、ここにい続けると仮定した時に「本当にやりたいことをやっている自分」はそこにはいない、と気がついてしまったのです。お金を稼いでも、仕事でキャリアアップしても、自分自身には嘘をつけない、そう思いました。

 

 

 

もう一つ、私が自分自身を表現したい、と思う大きな理由があります。それは私の両親です。

 

私の家庭は裕福な方ではありませんでした。それでも両親は昔から私のやりたいことをなんでもさせてくれました。今思えばたくさん無理をさせてたように思います。習い事も、留学も、大学も、私の選択肢を狭めるようなことは一切ありませんでした。

 

本当にいろいろな経験をさせてもらいました。感謝してもしきれないほどです。

 

「親孝行がしたい」、そう思い両親にとって何が親孝行なのかをずっと考えていたのですが、私は「自分の本当にやりたいことをやって幸せになること」が私にできる一番の親孝行なんじゃないか、そう思いました。

 

これが正解かどうかはわかりませんが、きっと私の両親は心から喜んでくれると思います。

 

「自分の本当にやりたいことをやって幸せになる」という目的を達成するために、私は「いつか自分の本を書く」目標を達成させたいと思っています。その目標にたどり着くまでにも、またたくさんの目標を通っていくと思います。

 

一つ一つ、確かな道標に沿って、自分を見失わないように。少しずつ前に歩んでいきたいと思います。

 

 

読んでくださりありがとうございました。

夜も深くなってきました、おやすみなさい。

 

吹上奇譚 第一話

 

吉本ばななさん「吹上奇譚 第一話 ミミとこだち」

 

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読了しました。

 

昔からそこまで本を読む習慣のなかった私ですが、先日本好きの友人と神保町を散策していたところ、ふとこの本が目に入ってきたのです。

 

恥ずかしながら、吉本ばななさんの作品を一度も読んだことのなかった私、、、 深い理由はありませんが、ひと目見た時にどこかこの本を読むべきだというメッセージを受け取ったような気がして、その場で購入いたしました。(一言添えると、別に私はスピリチュアルなものに詳しいわけではございません笑)

 

毎日、仕事を終えて晩ご飯を食べ、お風呂に入った後の夜寝る前の時間に、少しずつこの本を読み進めました。それほど盛り上がる場面や緊迫する場面が多いわけではなかったのですが、不思議なことに、気づけばこの本を読みながら私はよく涙を流していました。

 

何気ない日常が、身近な人が、故郷が、吉本ばななさんの言葉で惜しみなく美しく表現されていて、疲れかけてた私の心は内側からじんわりと暖めてもらったような、まさに「読んだ人の心に命の水のように染み込んだ」そんな経験をさせてもらっていたのです。

 

抽象的な表現で申し訳ありません、、

ただ、何故私がこの本を読むたびに泣いていたのか、私もはっきりとわかっているわけではないのです。でも、不思議な力を持った主人公の少女たちや、彼女たちを取り巻く人達の発する言葉に、気づかされ、時々共感し、彼らから大切な何かを教えてもらったような、そんなことを経験していたように思えたりします。

 

ネタバレをしたくないので敢えて詳しくは書きませんが、、、

 

自分をもっと信じること、自由にしてあげること、自分は自分が思うより愛されていたこと、この世界はたくさんの人の気付かれないくらいの優しさでできていること

 

そんなメッセージを、私は受け取ったような気がしました。そして、この本を大切な人達にも勧めたい、話がしたい、そう思いました。

 

第二話を読むのが楽しみです。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

おやすみなさい、また明日。

 

初投稿

はじめまして。


都内在住、20代OLのはるです。

 

 

OLと言えども、実は今年が新卒1年目です。

大学生活から一変して研修に追われ忙しい毎日、笑顔になれる瞬間ももちろんありますが、一人暮らしも相まって早くも心がいっぱいいっぱいになってしまいました。

先週、母から送られてきた手紙を読んで涙が止まらなくなりました。

 

自分の好きなものを忘れないように、疲れたときも心の中を整理できるように、そしてものをかくのが今より少しでも上手になるように、

そう思って今日、ブログを開設しました。

 

至らない点も多いかと思いますが、暖かい目で見ていただけると嬉しいです。

 

これからどうぞ、よろしくお願いします。