春色の雲

上京一人暮らしの新卒OL、日々おもうことの記録。

手紙の持つ力

 

今日は、手紙の持つ力について。

 

 

私は今、部屋の中に3枚の手紙(葉書)を飾っています。

 

一つは母から。そして親友からと、アルバイトを卒業したときにもらった折り畳みサイズの寄せ書きの手紙。

 

内容はもちろんそれぞれ違うけれど、どれも卒業から就職のタイミングで貰ったものです。落ち込みそうな時もこの手紙達を見ると、「もう少し頑張ろう」そう思えるのです。大事な大事な宝物です。

 

 

心のこもった手紙には、不思議な力が秘められているような気がします。そしてその不思議な力は、書き手と受け取り手、その両方が互いを思い合っている時に一番効果を発揮するように思います。

 

 

一つエピソードを紹介します。

私の叔母には子供がいません。その分私は幼い頃からずっと可愛がられてきました。だからそのお礼の意味も込めて、叔母の誕生日や、私が何かプレゼントをしてもらった時、留学に行ったときや、旅行に行った時などは、毎回叔母に葉書を送りました。

 

ある日、私の兄が叔母の家を訪れた日のこと。ちょうどそのとき私が留学先から送った葉書が叔母のもとに届いていたらしく、少々ひねくれ者の叔母はその葉書を見るなり「また送られてきたよ」なんて言って、壁の上の方に飾りだしたそうです。そしてその壁をみてみると、一面に私が今まで送ってきた葉書が並んでいたそうなのです。

 

私が今まで送ってきた手紙、叔母のもとでこんなに大切にされていたということを、そのとき初めて知りました。とても嬉しくなったと同時に、手紙の持つ力のすごさを改めて思い知りました。

 

きっと叔母が私を想ってくれているからこそ、私が心を込めて書いた手紙は、私が書いていたとき以上の力を持って、叔母の心に届いたように思います。

 

 

そしてそれは私が手紙を受け取った時も一緒で、きっと私が家族や友人達のことを心から大切に思っているからこそ、その手紙がたまらなく嬉しく、読む度に言葉がじんわりと心に染みて、不思議な力を感じるんだと思います。

 

 

 

そんなことをこうやってブログに書いていると、また手紙を書きたくなってきました。初任給が入ったら手紙と一緒に大切な人達に送ろうと思います。

 

 

 

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

また明日。おやすみなさい。